しおからとんぼ (塩辛蜻蛉) [Index] [Back]

Orthetrum albistylum speciosum

Orthetrum albistylum speciosum

わが国の各地をはじめ、台湾やユーラシア大陸の極東部に分布しています。平地から低山地の池沼、湿地、水田、市街地の公園や社寺の池などに生息し、4月から11月に出現します。体長は48〜57ミリで、雄は、成熟するにつれて黒色化し、胸部から腹部前方にかけて灰白色の粉で被われます。また雌は濃黄褐色で、別名で「むぎわらとんぼ(麦藁蜻蛉)」とも呼ばれます。成虫、幼虫ともに肉食で、小さな昆虫類を餌にしています。
トンボ科シオカラトンボ属の昆虫類で、学名は Orthetrum albistylum speciosum。英名は Common skimmer。
新潟県湯沢町三国「浅貝自然観察教育林」にて、2010年09月05日撮影。

Shu Suehiro
shu@botanic.jp