オオウバユリ (Cardiocrinum cordatum var. glehnii)

おおうばゆり (大姥百合)

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	わが国の本州、中部地方以北から北海道それに千島、サハリンに分布しています。山地帯から亜高山帯のやや湿った林内に生え、高さは１．５～２メートルになります。葉には単子葉植物にはめずらしく、網状脈があります。７月から８月ごろ、茎の上部に緑白色の花を横向きに咲かせます。花は１０数年に一度咲き、花後は枯れてしまいます。鱗茎にはデンプンが含まれ、食用にされてきました。
	ユリ科ウバユリ属の多年草で、学名は Cardiocrinum cordatum var. glehnii。英名はありません。
	The "Oo-uba-yuri" (Cardiocrinum cordatum var. glehnii) belongs to Liliaceae (the Lily family). It is a perennial herb that is distributed northward from Chubu district of Honshu to Hokkaido of Japan, the Kuril Islands and Sakhalin. This herb grows in montane to subalpine wetish woodlands and can reach 1.5-2 m in height. The leaves are net-veined. The spikes are borne on the upper stem and the greenish white flowers bloom sideways. The flowers are produced only on mature, over 10 years old. They are blighted after bearing. The bulbs contain amylum and have been used for food.
	[上・中１・中１４] 群馬県みなかみ町湯桧曽にて、2009年06月28日撮影。 [中２・中５・中７] 長野県小川村高府にて、2006年08月01日撮影。 [中３・中８] 長野県小谷村中土「雨飾高原」にて、2006年08月02日撮影。 [中４・中９・中１３] 長野県小谷村千国乙「親沢」にて、2006年08月02日撮影。 [中６] 長野県大町市平「篭川渓谷」にて、2006年07月09日撮影。 [中１０] 宮城県仙台市青葉区「青葉城址」にて、2010年08月07日撮影。 [中１１] 長野県白馬村北城「和田野の森」にて、2006年08月25日撮影。 [中１２・中１５] 長野県塩尻市片丘にて、2007年07月11日撮影。 [中１６] 秋田県藤里町藤琴「農村環境改善センター」にて、2005年07月17日撮影。 [中１７] 福島県北塩原村「雄子沢川」にて、2009年06月28日撮影。 [中１８] 群馬県片品村東小川にて、2012年06月09日撮影。 [中１９・中２０] 群馬県片品村戸倉「尾瀬ヶ原」にて、2012年06月10日撮影。 [中２１・中２２] 福島県いわき市「湯ノ岳」にて、2014年03月29日撮影。 [中２３・中２４] 福島県いわき市川部町にて、2014年04月05日撮影。 [中２５～中２７] 山形県小国町小玉川にて、2015年05月03日撮影。 [中３６・中３７] 同上にて、2018年04月21日撮影。 [中３８～中４１] 同上にて、2022年05月05日撮影。 [中２８] イギリス・スコットランド・ロックカーロン「アタデールガーデン」にて、2016年06月02日撮影。(photo by Jon Suehiro) [中２９・中３０] 山形県山辺町「山形県県民の森」にて、2017年07月09日撮影。 [中３１～中３３] 山形県小国町玉川中里にて、2017年07月28日撮影。 [中３４・中３５] 同上にて、2017年09月26日撮影。 [中４２・中４３] 岩手県二戸市「稲庭岳」にて、2024年08月02日撮影。 [中４４・下] 宮城県松島町「福浦島」にて、2024年08月27日撮影。

Shu Suehiro