タラノキ (Aralia elata)

たらのき (楤の木)

[Index] [Back]



	わが国の各地をはじめ、朝鮮半島や中国東北部、シベリア東部に分布しています。日当たりの良い山野に生え、高さは５メートルほどになります。大きな葉は互生して枝先に集まります。８月から９月ごろ、茎頂に大きな円錐花序をつけ、小さな白い花を咲かせます。若芽は「うど」とともに代表的な山菜。和名は、「太郎の木」からの転化とか、葉に傷をつけて経文を書いたヤシ科の「たらき（多羅樹）」に例えたといわれています。中国名では「楤木（cong mu）」。
	ウコギ科タラノキ属の落葉小高木で、学名は Aralia elata。英名は Hercules club。
	The Hercules club (Aralia elata) belongs to Araliaceae (the Ginseng family). It is a semi-tall deciduous tree that is native to Japan, as well as the Korean Peninsula, northeastern China and eastern Siberia. This tree grows in sunny mountains and fields and can reach about 5 m in height. The leaves are large, alternate and crowd at the end of twigs. The large panicle is borne on the stem apices and the small white flowers bloom from August to September.The young shoots are a typical wild vegetable along with "udo". The Japanese name is said to be a transposition from "taro-no-ki" or compared to "taraki" (Talipot palm), a member of the Palm family, on whose leaves wounds were made to write sutras. The Chinese name is "楤木" (cong mu).
	[上・中１] 岐阜県郡上市高鷲町「ひるがの高原」にて、2001年07月22日撮影。 [中２] 千葉県香取市下飯田にて、2009年04月13日撮影。 [中３] 同上にて、2009年04月22日撮影。 [中６] 同上にて、2008年05月07日撮影。 [中４] 長野県松川村鼠穴にて、2006年05月10日撮影。 [中５] 大阪府交野市「大阪市大付属植物園」にて、2007年09月25日撮影。 [中７～中９] 大阪府河内長野市「花の文化園」にて、2006年11月21日撮影。 [中１０] 千葉県香取市阿玉川にて、2011年08月10日撮影。 [中１１] 群馬県中之条町四万にて、2011年10月02日撮影。 [中１２] 千葉県香取市大角にて、2012年04月02日撮影。 [中１３] 同上にて、2012年04月13日撮影。 [中１４] 福島県いわき市「滝富士」にて、2014年04月10日撮影。 [中１５] 山形県小国町小玉川にて、2015年05月24日撮影。 [中１８・中１９] 同上にて、2018年05月02日撮影。 [中１６・中１７] 石川県志賀町「ヤセの断崖」にて、2016年08月21日撮影。 [中２０・中２１] 山形県小国町玉川にて、2018年05月22日撮影。 [中２２・下] 宮城県大和町吉田台ヶ森にて、2022年05月02日撮影。

Shu Suehiro