よぶすまそう (夜衾草)

Cacalia hastata ssp. orientalis

わが国の本州、関東地方以北から北海道に分布しています。深山の
やや湿った林内に生え、高さは1〜2メートルになります。葉は三角
状ほこ形または三角状腎形で、長さは25〜35センチもあります。葉
柄には広い翼があります。7月から10月ごろ、茎の先の円錐花序に
筒状花が集まった頭花を咲かせます。東北地方では、「ほんな」と呼
ばれ、若芽が食用にされます。名前は、この葉のかたちを、コウモリ
やムササビをその飛ぶ姿に見立てたもの。ちなみに「夜衾(よぶす
ま)」とは古くなった着物を継ぎ合わせてつくった夜具のことで、コウモ
リやムササビを指す方言としても使われます。
キク科コウモリソウ属の多年草で、学名は Cacalia hastata ssp.
orientalis。英名はありません。
秋田県藤里町藤琴「農村環境改善センター」にて、
2005年07月17日撮影。

Shu Suehiro
shu@botanic.jp