フレンチタラゴン

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    プロフィール

  キク科ヨモギ属の多年草で、学名は Artemisia dracunculus。
  南ヨーロッパからシベリアが原産と考えられています。わが国へは1915年に渡来しました。高さは60〜100センチになります。全体が「よもぎ」に似ていますが、葉は線状披針形です。夏に緑白色の小さな頭花を咲かせることがあります。ただ種子はまれにしかできないので、地下茎によって広がります。冬になると地上部が枯れます。
  系統・品種と用途

  甘い香りとピリッとした苦みのあるハーブで、フランスでは伝統的な香辛料となっています。寒さにはとても強く丈夫ですが、暑さや多湿に弱いため、水はけと風通しの良い、半日陰の涼しい場所で夏越しさせる必要があります。種子ができないので、市販の苗を購入して、挿し木や株分けで増やす必要があります。
  栽培のポイント

  「フレンチタラゴン」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。

気候区分

作業

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温暖地

植えつけ

収穫



 (翌年)

気候区分

植付時期 (春|秋)

収穫時期 (春|秋)
寒 地 05/上〜07/上 08/下〜09/下 07/中〜10/中 05/中〜10/中
寒冷地 04/下〜06/下 09/上〜10/上 07/上〜10/中 05/上〜10/中
温暖地 04/中〜06/中 09/中〜10/中 07/中〜10/下 04/下〜10/下
暖 地 04/上〜06/上 09/下〜10/下 07/上〜10/下 04/中〜10/下

ご注意

  生育温度は10〜30℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。

 


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生育適温

15-25

栽培のポイント

  寒さにはとても強く丈夫ですが、暑さや多湿に弱いため、水はけと風通しの良い、半日陰の涼しい場所で夏越しさせる必要があります。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

6.5-7.5

栽培のポイント

  中性に近い土壌を好みます。強い酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


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作付け間隔

0-(1)


栽培のポイント

  ハーブ類にはあまり連作障害はでませんが、それでも長期間同じ場所で栽培すると障害がでてきます。できるだけ連作を避けることが賢明です。
  栽培のステップ

  「フレンチタラゴン」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

株分け・挿し木

(1) 春か秋に、伸びた茎を10〜15センチほど切り、下の葉を取り除いて、清潔な鹿沼土や小粒の赤玉土に挿します。土が乾かないように水やりをし、直射日光の当たらない明るい日陰で管理します。2〜3週間ほどで新しい葉が展開し、発根します。

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(2) 株分けは、株を掘り起こし、茎の長さが10〜15センチになるように切ったら、土に穴を開けて、切り分けた株を植えます。

畑の準備

(1) 強い酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり100gの苦土石灰を施し、よく耕します。

(2) 畝の全体に、1平方メートルあたり1kgの完熟堆肥と60gほどの有機配合肥料を施し、よく耕します。そのあと幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。

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(3) 鉢植えやプランターなどの用土は、赤玉土小粒7と腐葉土3を混ぜ合わせたものに、苦土石灰や有機配合肥料を加えます。

植えつけ

(1) 草丈が10〜15センチになった苗を植えつけます。

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(2) 畝に、株間25〜30センチの間隔で植え穴を掘り、根を傷めないように注意して植えつけます。
  6号鉢に1株、65センチのプランターには2〜3株を植えることができます。

追肥・水やり

(1) 生育期は、月に1回くらいの割合で、液肥や有機配合肥料などを与えます。

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(2) 水やりはふつうに与えますが、水はけが悪いと根腐れし易いので注意してください。

(3) 高温多湿に弱いので、真夏には遮光ネットで被うようにします。

収穫

(1) 葉が茂り出したら、茎先10センチほどをハサミで切り取って収穫します。

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(2) フレッシュな葉は、サラダやソース、マリネなどに使用され、乾燥した葉はスープや煮込み料理、スパイスブレンドの材料として利用します。

(3) 冬越しは株のまわりに腐葉土を敷いて被ってください。地上部が枯れてしまいますが、根が残っているので春になると新芽が出てきます。
  おもな病害虫

  「フレンチタラゴン」には、病気はほとんどありませんが、「ハダニ」や「コナジラミ」などの被害があります。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん