ホーリーバジル(神目箒)





    プロフィール

  シソ科メポウキ属の小低木で、学名は Ocimum tenuiflorum
  インド亜大陸が原産、東南アジアの熱帯地域全体で広く栽培されています。よく分枝して高さは30〜60センチになり、茎には毛が生えます。葉は緑色または紫色で卵形、長さ5センチ以下で、わずかに鋸歯があります。葉には強い香りがあり、十字対生してつきます。紫がかった花は、伸びた総状花序に輪生状につきます。葉は広くハーブティーや民間薬、タイ料理に使われます。
  系統・品種と用途

  「ホーリーバジル」は、タイ語でガパオとして知られていて、葉はタイ料理で一般的なハーブとなっています。また葉をハーブティーとして飲用に利用されます。
  栽培のポイント

  「ホーリーバジル」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

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温暖地

種まき

植えつけ

収穫

気候区分

まきどき (春|秋)

収穫時期 (春|秋)
寒 地 05/上〜07/中   08/上〜09/下  
寒冷地 05/上〜08/上   08/上〜10/中  
温暖地 04/中〜08/中   06/中〜10/下  
暖 地 04/上〜08/下   06/上〜11/上  

ご注意

  発芽温度は20〜30℃、生育温度は15〜30℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。最低気温が10℃以下になると枯死してしまいます。

 


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発芽適温

20-25

生育適温

15-30

栽培のポイント

  高温性のため、暖かくなってからタネまきすることがポイントです。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

5.5-7.0

栽培のポイント

  中性に近い弱酸性を好みます。強い酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


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作付け間隔

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栽培のポイント

  ハーブ類にはあまり連作障害はでませんが、それでも長期間同じ場所で栽培すると障害がでてきます。できるだけ連作を避けることが賢明です。
  栽培のステップ

  「ホーリーバジル」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

種まき・育苗

(1) 連結ポットや3号ポットにタネを4〜5粒、間隔をあけてまきます。好光性のため覆土はごく薄く、タネがかくれる程度にします。発芽温度が高いので、「やえざくら」が咲いた後にまくのが目安です。








(2) 本葉が5〜6枚のころまでに、間引いて1本立てにします。

畑の準備

(1) 強い酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、100gほどの有機配合肥料石灰を施し、よく耕します。




(2) 畝の全面に1平方メートルあたり2kgの完熟堆肥と100gほどの有機配合肥料を施し、よく耕します。そのあと幅90センチ、高さ10センチとほどの畝を立てます。

植えつけ

(1) 遅霜の心配がなくなり、本葉が5〜6枚くらいに育ったころに植えつけます。




(2) 畝に、条間45センチ、株間25〜30センチの間隔で植え穴を掘り、根を傷めないように注意して植えつけます。8号鉢に1株、65センチのプランターには3株を植えることができます。

摘芯・摘蕾

(1) 本葉が8〜10枚になったころ、摘芯します。摘芯することによって、わき芽が伸びて株が大きくなります。




(2) 6月の中旬から下旬になると、つぼみをつけ始めます。花が咲くと、葉が固くなり風味も落ちるので、早くでたつぼみは摘蕾(てきらい)します。

(3) 10〜20日に1回の割合で、必要に応じて、少量の有機配合肥料を通路側に施し、土寄せします。また寒冷紗で被っておくと、葉がかたくなりません。

収穫

(1) 高さが30センチを超えたころから収穫を始めます。

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(2) 水切れさせると、葉の品質が悪くなるので注意してください。

(3) 7月から8月ごろに、3分の1くらいに切り戻しておくと、秋によい葉が収穫できます。
  おもな病害虫

  「ホーリーバジル」には、比較的病気は少ないですが、生育全般にわたって害虫の被害をうけます。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん