韓国だいこん(韓国大根)






    プロフィール

  アブラナ科ダイコン属の一年草で、学名は Raphanus sativus var. hortensis。

  中国の華北系大根の系統に属します。わが国の青首大根に比べて太く、ずんぐりとした楕円形や円柱形に近い形で、根長は20〜30センチになります。肉質は水分がやや少なめで、身が固く締まり、甘みと辛みのバランスが良いのが特徴です。産地は北東部の江原特別自治道にある高冷地の大関嶺(テグァルリョン)や陳富嶺(チンブリョン)などが有名です。わが国では埼玉県日高市が韓国白菜や韓国大根の産地です。
  系統・品種と用途

  韓国では「チョソンム」(朝鮮大根)と呼ばれ、「カクテキ」や「ムセンチェ」など、食感を活かしたキムチに利用されています。
  栽培のポイント

  「韓国だいこん」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

1

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12

温暖地

種まき

収穫

気候区分

まきどき (春|秋)

収穫時期 (春|秋)
寒 地   07/下〜08/中   09/下〜10/下
寒冷地   08/上〜08/下   10/上〜11/下
温暖地   08/中〜09/上   10/中〜12/中
暖 地   08/下〜09/中   10/下〜12/下

ご注意

  発芽温度は10〜40℃、生育温度は10〜25℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。

 


152025

発芽適温

15-35

生育適温

15-20

栽培のポイント

  冷涼な気候を好み、耐寒性があります。また暑さにはやや弱い性質です。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

5.8-6.8

栽培のポイント

  中性に近い弱酸性を好みます。強い酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


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10

作付け間隔

1-(2)


栽培のポイント

  連作障害がでますので、いちど栽培したところでは、少なくとも1年は栽培しないようにしてください。
  栽培のステップ

  「韓国だいこん」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

畑の準備

(1) 酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり100gの苦土石灰を施し、よく耕します。




(2) 畝全体を30〜35センチの深さによく耕し、1平方メートルあたり2kgの完熟堆肥と80〜100gの有機配合肥料を施して混ぜ込みます。幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。

種まき

(1) 畝の表面を木ぎれなどで均し、条間45センチに株間25〜30センチで、深さ1センチほどのまき穴をつけます。






(2) 1つのまき穴に、重ならないようにタネを5〜6粒まきます。1センチほど覆土を掛けて軽く転圧し、たっぷりと水を与えます。

(3) 乾燥と雑草が生えるのを抑えるために、まき穴のうえに腐葉土や籾殻をまいておきます。

間引き

(1) 本葉が1〜2枚でたころに、3本に間引きます。間引きのときには、子葉のかたちが良いものを残します。








(2) 本葉が3〜4枚のころに、2本に間引きます。

(3) 本葉が5〜6枚のころに、間引いて1本立ちにします。間引いた株は、間引き菜として利用してください。

追肥

(1) 2回目の間引きの後に、必要に応じて、畝の両側に有機配合肥料を施し、土寄せします。




(2) 3回目の間引きの後に、必要に応じて、畝の両側に有機配合肥料を施し、土寄せします。

(3) アブラムシやコナガなどの害虫がよくつきますので、防除を怠らないようにします。

収穫

(1) 根の直径が5〜10センチくらい(品種によって異なります。)になり、外側の葉が垂れるようになったら収穫の適期です。




(2) ふつうの大根より貯蔵性が高いものが多いので、畑で容易に保存することができます。
  おもな病害虫

  「韓国だいこん」には、アブラムシが大敵です。コナガやヨトウムシなどにも注意が必要です。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん