あかくらげ (赤水母) [Index] [Back]

Chrysaora pacifica

Chrysaora pacifica

わが国の北海道以南から台湾近海にかけて分布しています。傘は直径10〜15センチの半球状で、表面には16個の褐色の太い筋が放射状に並びます。傘の縁から長さ50〜80センチの褐色で糸状の触手が40〜50個垂れ下がります。泳ぐとこれが髪の毛のように水中になびきます。触手の刺胞には強い毒があり、刺されると非常に痛く、みみずばれや水ぶくれになります。乾燥して粉末状になったものでも刺激性が強く、風に飛ばされた粉末が鼻に入るとくしゃみが出ることから「はくしょんくらげ」の別名もあります。 
オキクラゲ科ヤナギクラゲ属のクラゲ類で、学名は Chrysaora pacifica。英名は Japanese sea nettle。 
山形県鶴岡市「加茂水族館」にて、2017年08月25日撮影。 

Shu Suehiro
shu@botanic.jp