ごまふあざらし (胡麻斑海豹) [Index] [Back]

Phoca largha

北半球の北海道からアラスカに至るベーリング海やオホーツク海、日本海や黄海などに分布しています。海岸近くのほか、夏には外洋でも見られる中型のアザラシで、体長はオスで1.5〜1.8メートル、メスで1.4〜1.7メートルになります。毛色は灰褐色や灰色、銀灰色などで、名前のように、全身にはゴマを撒いたような黒や灰色、白などの小さな斑点が散在しています。主にニシンやタラ、カレイなどの魚のほかに、イカやタコ、エビなどの甲殻類や貝類など、かなり幅広く食べます。ふだんは単独で生活していますが、繁殖期などには周辺の海域から集まってきて、浅瀬や砂州、岩場などに大きな群れを形成します。 
アザラシ科ゴマフアザラシ属のほ乳類で、学名は Phoca largha。英名は Larga seal、Spotted seal。 
イギリス・スコットランド「スカイ島」にて、2016年05月31日撮影。(photo by Jouette Travis) 

Shu Suehiro
shu@botanic.jp