ほそへりかめむし (細縁亀虫) [Index] [Back]

Riptortus pedestris

わが国の各地をはじめ、台湾や朝鮮半島、中国、マレー半島に分布しています。春から秋にかけて出現します。成虫の大きさは15ミリ前後で、後脚が大きくて飛ぶ時にはハチに似ています。幼虫、成虫ともに様々なマメ科植物の子実を吸汁し、「だいず」や「ささげ」などの豆類栽培においては重要害虫となっています。マメ科の植物のほか、イネ科や「いちご」、「なし」、「かき」、「ごま」、「さつまいも」、柑橘類などにも加害するそうです。また冬には集団を作らず、草の根元や落葉の下で越冬します。 
ホソヘリカメムシ科ホソヘリカメムシ属の昆虫類で、学名は Riptortus pedestris (syn. Riptortus clavatus)。英名はありません。 
宮城県川崎町支倉にて、2024年08月21日撮影。

Shu Suehiro
shu@botanic.jp