かわます (小川鱒) [Index] [Back]

Salvelinus fontinalis

Salvelinus fontinalis

Salvelinus fontinalis

北アメリカの東部に広く分布しています。小川や湖、湧水池などに生息し、体長は25〜65センチになります。体色は緑色から茶色で、際だった虫食い状の大理石模様が横腹および背中にあります。また成魚になるとオスの腹部は赤色になり、さらに下顎の先端が上に曲がります。ふつう水生昆虫や水面に落下する陸上生物などを食べますが、小魚や両生類なども餌とします。わが国へは、1902年にアメリカから日光湯ノ湖に移入され、各地へも移殖され、日光湯川や北海道の河川など本州の中部地方以北で定着しています。在来種との交雑、競争による生態系への悪影響が懸念され、要注意外来生物に指定されています。 
サケ科イワナ属の魚類で、学名は Salvelinus fontinalis。英名は Brook trout。 
[上・中] アメリカ・ニューメキシコ州サンタフェ市にて、2006年05月28日撮影。(photo by Jon Suehiro)
[下] 同上にて、2006年05月28日撮影。(photo by Jouette Travis) 

Shu Suehiro
shu@botanic.jp