くろこうがいびる (黒色笄蛭) [Index] [Back]

Bipalium fuscatum

Bipalium fuscatum

Bipalium fuscatum

わが国の各地をはじめ、インドネシアやインドにも分布しています。湿った場所に棲息し、体長は10〜12センチ、幅は4〜5ミリほどです。背面はビロードのような黒褐色で、腹面の歩帯は灰白色です。夜行性で、頭部の前縁を波状に動かして這います。ナメクジやカタツムリを食べる肉食性です。「笄(こうがい)」とは、昔の女性が髪飾りとして使用した結髪用具(頭部がイチョウの葉型)のことです。 
コウガイビル科コウガイビル属の軟体類で、学名は Bipalium fuscatum。英名は Black-colored land planarian。 
栃木県那須塩原市「大峠分岐」にて、2014年08月15日撮影。 

Shu Suehiro
shu@botanic.jp