メキシコさんしょううお (メキシコ山椒魚) [Index] [Back]

Ambystoma mexicanum

Ambystoma mexicanum

Ambystoma mexicanum

メキシコのうち首都であるメキシコシティのソチミルコ湖およびその周辺に生息しています。全長は10〜25センチになり、メスよりもオスの方が大型になります。背面の体色は灰色で、黒褐色の斑点が入ります。顔の左右に生えた3個の突起物は呼吸器官で魚でいうエラにあたり「外鰓」と呼ばれます。通常は幼生の形態を残したまま性成熟しますが、変態を行って陸上生活に適応すると「外鰓」は消失します。実験動物として飼育されている中、突然変異で白いものが出現、これを固定化したものが今の白い「アホロートル(Axolotl)」です。「アホロートル(Axolotl)」は変態しないという珍しい特徴があり、幼生成熟(ネオテニー)と呼ばれます。わが国では、「ウーパールーパー」と呼んでいますが、ちなみに「ウーパールーパー(wooper + looper)」は和製英語です。 
トラフサンショウウオ科トラフサンショウウオ属の両生類で、学名は Ambystoma mexicanum。英名は Mexican walking fish。 
長野県茅野市「蓼科アミューズメント水族館」にて、2018年08月10日撮影。 

Shu Suehiro
shu@botanic.jp