せすじすずめ (背筋雀) [Index] [Back]

Theretra oldenlandiae

Theretra oldenlandiae

Theretra oldenlandiae

わが国の各地をはじめ、台湾や朝鮮半島、中国、フィリピン、インド、オーストラリアのほか東南アジアに広く分布しています。成虫は5月から10月にかけて出現します。成虫は大ぶりで前翅長は50〜80ミリあり、前翅に暗褐色と黄白色の明瞭な帯があります。幼虫の体長は80〜85ミリで、いわゆるイモムシと表現される体型です。全体が黒色で、体側にオレンジ色の眼状紋が並び、先端が白い尾角があります。また幼虫は「やぶがらし」や「のぶどう」、「ほうせんか」、「こんにゃく」、「さといも」、「さつまいも」など、多様な植物の葉を餌にしています。 
スズメガ科コスズメ属の昆虫類で、学名は Theretra oldenlandiae。英名は Impatiens hawkmoth、Taro hornworm。 
宮城県川崎町支倉にて、2024年10月15日撮影。 

Shu Suehiro
shu@botanic.jp