よとうが (夜盗蛾) [Index] [Back]

Mamestra brassicae

わが国の各地をはじめ、東・南アジアそれにロシアやヨーロッパに分布しています。ふつう年に2回、春と秋に発生し、孵化した幼虫は葉裏に群生して、イネ科以外のほとんどの植物を食害します。幼虫の表面は平滑で、頭部は黄褐色、不明瞭な暗褐色の斑紋があり、胴部は灰黒色、暗褐色、暗緑色などで数多くの小さな黒点があります。成虫は、体長が15〜20ミリ、翅は灰褐色から黒褐色で、不鮮明な白色の斑紋があります。和名は、日中は土中や株の地際に潜んで、夜間に地上部に出てきて食害するから。 
ヤガ科ヨトウガ属の昆虫類で、学名は Mamestra brassicae。英名は Cabbage moth。 
宮城県川崎町支倉にて、2024年04月25日撮影。 

Shu Suehiro
shu@botanic.jp