ゆりかもめ (百合鴎) [Index] [Back]

Chroicocephalus ridibundus

Chroicocephalus ridibundus

Chroicocephalus ridibundus

ユーラシア大陸北部やイギリス、アイスランドなどで繁殖し、冬は南下してヨーロッパやアフリカ、インド、東南アジアへ渡りをおこない越冬します。わが国では冬鳥として、おもにカムチャッカ半島から、全国に広く渡来していて、海岸や河川、沼地などにふつうに見ることができます。全長は約40センチ、翼長は約93センチになります。足とくちばしは赤色。夏羽は頭部が黒褐色になります。冬羽は頭部が白く、目の後ろに黒い斑点があるのが特徴です。雑食性で、「ギィー」とか「ギュゥーィ」と聞こえる声で鳴きます。在原業平や和泉式部の古歌に登場する「都鳥(みやこどり)」はこの鳥で、東京都の鳥に指定されています。 
カモメ科クロイコケファルス属の鳥類で、学名は Chroicocephalus ridibundus。英名は Black-headed gull。 
愛知県蒲郡市「竹島」にて、2022年03月18日撮影。 

Shu Suehiro
shu@botanic.jp