反戦・反核・反原発そして福島 [Index] [Back]

  あの東日本大震災と福島第一原発の事故から10年が過ぎました。その復興の目玉として2015年3月に全線開通し、以来わたしも何度も何度も行き来した常磐道。その放射線量のMAXは当初、双葉町と浪江町の境あたりで測定される5.6μSv/h でした。ちゃんと除染されているはずなのにこの値。これが最近だと、2.2μSv/h くらいまで下がっています。でも本当に下がったといえるのかどうか。いずれにせよ福島第一原発から北西にある、富岡・大熊から双葉、浪江、葛尾、南相馬それに飯館には「被爆の森(帰還困難区域)」がまだ広がり、このことは殆ど報道もされない。これを直視すれば、その原発を再稼働するなど、誰にもいえないはず。それと汚染水の海洋放出、これが安全というなら、その一部でも東京湾にも出せばいい。江戸前の風評被害が心配なのはわかるけど、福島沖はしらんぷりなのか。

hibakuno-mori_20310
  この10年くらい前から、このボタニックガーデンに写真を寄稿してもらっている Yumi GJ さんの息子さんが、2013年に Fukushima のために曲を作り、その曲と映像、思いを言葉にした短い動画ができました。

     福島・FUKUSHIMA  by Miles GJ

Dove  
No war ! No nuclear weapons !

  We lay it down that the use or threat of nuclear weapon shoud be outlawed. No more Hiroshimas and Nagasakis !

Sun  
Say no to nuke plants !

  Nuclear power has no place in a safe, clean, sustainable future.
  Nuclear power is both expensive and dangerous. Further it does come with the risk of a nuclear meltdown.
  We remember forever Chernobyl and Fukushima !


 
  No Military Helipads in Yanbaru Forest ! No Helicopter Base in Henoko ! The absolutely necessary US military bases should be relocated to Japan mainland.


  ヤンバルの森にも辺野古の海にも、沖縄にこれ以上基地はいらない。どうしても必要な米軍基地は、本土に移転すべき。



(2015.05.06: at Futaba Town)



(2016.03.21: at Futaba Town)



(2018.05.25: at Futaba Town)



(2019.12.23: at Futaba Town)

  2014年の12月上旬、福島県大熊町にある日隠山(ひがくれやま)にハイキング。登山道の放射線量は0.5〜0.8μSv/hという情報を得ていたので、ほとんど気にはなりません。ちなみに常磐富岡ICのあたりでの実測値は、2.2〜2.4 μSv/h(現在では、1.2μSv/h)。でもここは、福島第一原発から直線で9〜12km のハイキングコースなので、一応登山口には立ち入り禁止の看板もありました。登山道は荒れ、倒木がいたるところに。この山は、これからも除染されることはなく、もっと荒廃が進むのでしょう。「もみ」や「こなら」、「ぶな」、「くぬぎ」の樹木が今もまだ生い茂っていますが、清らかな恵みの水を湛えていた山ではなくなっています。頂上近くの望洋台からは、何もなかったような佇まいの福島第一原発サイトが見えました。

Sanriku-fukkou
(揮毫: 金澤翔子)

穏やかな未来でありますように

Pray for the calm future.
Beyond the tsunami
Ieji
花は咲けども

1975年に結成された4人組のフォークグループ「影法師」。山形県の長井市という田舎に身をおき、仕事を持って、そこで感ずる矛盾や怒りを歌の原動力として、演奏を続けています。自称、叙事詩派のフォークソンググループ。この曲は、「花は咲く」では語れない福島の今を歌います。

Ieji

published by Pony Canyon
家路 (HOMELAND)

あの震災の日から、何度も通い続けた浜通り。やりきれない気持ちで、雪の大倉山にも出かけた。2014年は日隠山まで。この映画「家路」の本編を観ていると、涙が止まらない。復興が声だかに叫ばれるなか、山や野原は荒れ、街には誰も住んでいない。いちばん大切な水源地が汚染されてしまった街には、もう住めないのでは。あのプリピャチのように。



自然に呑み込まれる大熊町野上地区 (2016年06月27日)


The Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant: December 06, 2014

大熊町・日隠山から見る福島第一原発 (2014年12月06日)




Shu Suehiro
shu@botanic.jp