|
|
|
南ヨーロッパの地中海沿岸が原産です。高さは30〜40センチになり、葉は掌状で深裂します。名前の由来は、種子に長い毛があり風によって運ばれることから。5月から8月ごろ、花茎を伸ばして、青色や赤色それに白色やピンクの花を咲かせます。花弁のように見えるのは、萼片の集まりです。和名では「ぼたんいちげ(牡丹一華)」と呼ばれます。 「アネモネ」は美少年アドニス(Adonis)の血がにじんだ大地の中から生まれたとか。細い草の芽が萌えたち、すくすくと茎を伸ばし、やがて真紅の花を咲かせたのが「アネモネ」の花だったそうです。花は、アドニスその人のように可憐でしたが、花弁の命が短く、風(Anemos)の息に吹かれてたちまち散ってしまう。そのはかない散りざまにちなんで、風の花、つまり「アネモネ」と名づけられました。アドニスは愛の女神アフロディーテ(Aphrodite)に愛された少年ですが、アフロディーテは少年の短い命をはかなみ、花の行方を追いながら涙ぐみました。その涙もまた花と化し、これは「ばら」になったそうです。(comment by Yumi Gunji)
|
|
キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草で、学名は Anemone coronaria。英名は Windflower。
|
|
Windflower (Anemone coronaria) belongs to the Ranunculaceae (the Buttercup family). It is a perennial herb that is native to the coastal area of Mediterranean Sea. This herb can reach 30-40 cm in height. The leaves are divided into frond palmately. The common name is named for the seeds with long hairs which are carried on the wind. Blue, red, white or pink flowers come on the long stalks from May to August. The sepals look like petals.
|
|
[上] 大阪府四条畷市清滝中町にて、2007年03月01日撮影。 [中1] 同上にて、2007年02月08日撮影。 [中2・中3] 同上にて、2007年03月17日撮影。 [中4] 長野県松川村川西にて、2006年05月09日撮影。 [中5] 静岡県浜松市「浜名湖花博」にて、2004年04月11日撮影。 [中6] アメリカ・テキサス州ダラス市「ダラス植物園」にて、2006年04月14日撮影。(photo by Jon Suehiro) [中11・中12] 同上にて、2010年04月03日撮影。(photo by Jon Suehiro) [中7] イギリス・ロンドン市「キューガーデン」にて、2008年03月03日撮影。(photo by Jon Suehiro) [中8〜中10] 茨城県神栖市太田新町にて、2010年03月21日撮影。 [中13] 千葉県香取市大角にて、2015年02月04日撮影。 [中14・下] 同上にて、2016年03月31日撮影。
|