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わが国の固有種で、本州の中部地方以北から北海道に分布しています。高山帯の日当たりのよい草地に生え、高さは30〜60センチになります。下部の葉は対生しますが、茎の上部では互生し粗い鋸歯があります。7月から9月ごろ、上部の葉腋に黄白色の唇形花を咲かせます。「ともえしおがま(巴塩竃)」に似た花のつきかたで、捻れて横向きに咲きます。このようなつきかたは、受粉の媒介となるハチへのサービスの現れだといいます。
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ゴマノハグサ科シオガマギク属の多年草で、学名は Pedicularis yezoensis。英名はありません。
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"Ezo-shiogama" (Pedicularis yezoensis) belongs to Scrophulariaceae (the Figwort family). It is a perennial herb that is endemic to Japan, and distributed northward from Chubu district of Honshu to Hokkaido. The herb grows in alpine sunny grasslands, and it can reach 30-60 cm in height. The leaves are opposite at the underneeth of stems, the leaves of upper part of stems are alternate and coarsely toothed. The yellowish white, labiate flowers bloom at the upper axils from July to September. They are twisted and sideways-facing for attracting bees to honey.
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[上] 長野県小谷村千国乙「栂池自然園」にて、2006年08月02日撮影。 [中1] 岐阜県高山市丹生川町池之俣「乗鞍岳」にて、2002年08月17日撮影。 [中2〜中9] 栃木県那須町「1900m峰」にて、2014年08月13日撮影。 [中10〜中12] 長野県白馬村「八方尾根」にて、2016年07月30日撮影。 [中13〜中17] 長野県白馬村「唐松岳」にて、2016年07月30日撮影。 [下] 青森市荒川「八甲田山」にて、2019年08月29日撮影。
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