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わが国の固有種で、本州の中部地方以北から北海道の日本海側に分布しています。多雪地の林床に多く、基部で倒れて斜上し、高さは1〜3メートルになります。葉は長楕円形から倒披針形で互生し、若い枝や葉柄は紅色を帯びます。5月から6月ごろ、前年枝の葉腋から総状花序をだし、花弁も萼片もない花を咲かせます。柱頭や葯の紫褐色だけが目立ちます。
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ユズリハ科ユズリハ属の常緑低木で、学名は Daphniphylum macropodum var. humile。英名はありません。
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"Ezo-yuzuriha" (Daphniphylum macropodum var. humile) belongs to the Daphniphyllaceae family. It is an endemic species and a small evergreen tree that is distributed northward from the Japan Sea Side of Chubu district of Honshu to Hokkaido. Many this trees grow on the forest floor of many snowy grounds, they fall down at the base and slant upward, and grows up to a height of 1-3 m. The leaves are oblong to oblanceolate, alternate, and young branches and petioles take on a red color. The flowers without petals and sepals bloom on the axilary racemes of new branches from May to June. They are conspicuous with purple brown stigma and anthers.
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[上・中1] 秋田県藤里町太良「駒ヶ岳」にて、2005年07月17日撮影。 [中2〜中5] 山形県小国町小玉川「温身平」にて、2017年06月03日撮影。 [中6・中7] 山形県小国町小玉川「倉手山」にて、2016年08月14日撮影。 [中12〜中14] 同上にて、2018年10月21日撮影。 [中8・中9] 山形県小国町小玉川「481M峰」にて、2018年04月05日撮影。 [中10・中11] 新潟県魚沼市「小出スキー場」にて、2018年04月22日撮影。 [中15・中16] 秋田県仙北市「乳頭山」にて、2019年07月10日撮影。 [中17〜18・下] 福島県会津若松市「背あぶり山」にて、2020年03月21日撮影。
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