いちはつ (鳶尾・一八)

Iris tectorum

Iris tectorum

中国の中部から南西部、それにミャンマー北部に分布しています。わが国へは江戸時代に渡来しました。半日陰の乾燥地を好み、高さは30〜60センチになります。葉の幅は3〜4センチと広く、外花被片の基部にとさか状の突起があるのが特徴です。4月から5月ごろ、紫色の花を咲かせます。昔は、大風を防ぐと信じられていたので、わら屋根に植えられたそうです。 
アヤメ科アヤメ属の常緑多年草で、学名は Iris tectorum。英名は Roof iris。 
 
東京都文京区「小石川植物園」にて、2003年05月08日撮影。 

Shu Suehiro
shu@botanic.jp