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わが国の本州、中部地方以北から北海道、千島に分布しています。亜高山帯から高山帯の湿地に生え、高さは20〜40センチになります。葉は根生して、腎形で厚く、縁には細かい鋸歯があります。また長い葉柄があります。7月から8月ごろ、花茎を伸ばして白色の花を咲かせます。花冠は深く5裂し、縁にはしわがあります。名前は、岩のあるところに生え、葉が「いちょう」に似ていることから。
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ミツガシワ科イワイチョウ属の多年草で、学名は Fauria crista-galli。英名はありません。
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"Iwa-ichou" (Fauria crista-galli) belongs to the family Menyanthaceae. It is a perennial herb that is distributed northward from Chubu district of Honshu to Hokkaido in Japan and the Kuril Islands. This herb grows in marshes of subalpine to alpine zone and can reach 20-40 cm in height. The leaves are basal and reniform with fine toothed edges and long petioles. The white flowers come on the stalks from July to August. The corolla is divided into 5-lobes with wrinkled edges.
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[上] 長野県小谷村千国乙「栂池自然園」にて、2006年08月02日撮影。 [中2] 同上にて、2005年07月11日撮影。 [中3] 同上にて、2005年07月14日撮影。 [中1] 岐阜県白川村「三方岩岳」にて、2004年08月08日撮影。 [中4] 秋田県由利本庄市矢島町「竜ヶ原湿原」にて、2005年07月18日撮影。 [中5] 富山県立山町芦峅寺「立山・弥陀ヶ原」にて、2006年07月10日撮影。(photo by Jon Suehiro) [中6] 山形県西山町月山沢「月山」にて、2005年07月09日撮影。(photo by Aya Suehiro) [中11〜中15] 同上にて、2018年06月23日撮影。 [中7・中8] 岩手県一関市「栗駒山」にて、2015年06月20日撮影。 [中9・中10] 群馬県片品村「至仏山」にて、2015年07月04日撮影。 [中16・中17] 秋田県仙北市「秋田駒ヶ岳」にて、2019年07月09日撮影。 [中18〜中20] 秋田県仙北市「乳頭山」にて、2019年07月10日撮影。 [中21・中22] 宮城県蔵王町「南蔵王」にて、2020年06月20日撮影。 [中23〜24・下] 岩手県八幡平市「八幡平」にて、2021年07月25日撮影。
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