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わが国の各地をはじめ、東アジアに広く分布しています。日当たりの良い山野の草地に生え、高さは60〜120センチになります。茎は直立して上部で分枝し、葉は羽状に深裂します。秋の七草のひとつです。8月から10月ごろ、枝先の散房花序に先が5裂した黄色い花を咲かせます。名前は、この花を粟飯に見立てた女飯(おみなめし)に因みます。別名で「あわばな(粟花)」とも呼ばれます。写真中5〜中7および中18〜19は、「矮鶏おみなえし」または「中国おみなえし」として流通している矮性品種。中8・中9は、「海岸型おみなえし」。
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オミナエシ科オミナエシ属の多年草で、学名は Patrinia scabiosaefolia。英名はありません。
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"Ominaeshi" (Patrinia scabiosaefolia) belongs to Valerianaceae (the Valerian family). It is a perennial herb that is distributed widely throughout Japan and eastern Asia. This herb grows in sunny grasslands and can reach 60-120 cm in height. The stem is erect and branched at the upper part. The leaves are pinnatipartite. The colymbs are borne and bloom small yellow flowers from August to October. The 6th-8th photos are a dwarf type of "Ominaeshi".
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[上・中4] 大阪府交野市「大阪市大付属植物園」にて、2006年07月22日撮影。 [中1] 同上にて、2005年08月10日撮影。 [中2・中3] 長野県筑北村坂井にて、2006年08月01日撮影。 [中5・中6] 大阪府四条畷市清滝中町にて、2006年07月07日撮影。 [中7] 大阪府河内長野市「花の文化園」にて、2007年06月29日撮影。 [中8・中9] 茨城県つくば市「つくば実験植物園」にて、2009年08月01日撮影。 [中10] 千葉県香取市大角にて、2010年09月10日撮影。 [中11〜中13] 福島県昭和村佐倉にて、2012年08月26日撮影。 [中14〜中17] 名古屋市港区「ブルーボネット」にて、2017年08月03日撮影。 [中18・中19] 大阪市鶴見区「咲くやこの花館」にて、2017年09月15日撮影。 [中20〜23・下] 高知市五台山「牧野植物園」にて、2017年09月29日撮影。
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