おおすぎごけ (大杉苔)

Polytrichum formosum

Polytrichum formosum

わが国の各地にふつうに分布しています。日本庭園に使われるもっともポピュラーなコケで、よく似た「うますぎごけ(馬杉苔)」と肉眼ではほとんど区別できません。茎は高さが5〜20センチほどになり、分枝しません。葉は湿ると広がり、乾燥するとつぼまります。空気中からの水分を補給し、光合成によって生育に必要な要素のほとんどを賄うコケです。 
スギゴケ科スギゴケ属の蘚類で、学名は Polytrichum formosum。英名はありません。 
 
岐阜県郡上市高鷲町「牧歌の里」にて、2004年10月30日撮影。 

Shu Suehiro
shu@botanic.jp