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わが国の本州、関東地方以西から四国、九州に分布しています。日当たりの良い山地に生え、高さは2メートルほどになります。葉は卵形で縁には粗い鋸歯があり対生します。葉柄は赤みを帯び、上面には溝があります。4月から5月ごろ、淡い紅色を帯びた白い花を咲かせます。果実は秋に赤く熟しますが、食用にはなりません。和名は、木曽・下伊那地方の方言で「がまずみ」をさす「ようぞめ」に由来し、「おとこ」は痩せていて食用にならないことから。葉は枯れたり傷ついたりすると、真っ黒に変色するのが特徴です。
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スイカズラ科ガマズミ属の落葉低木で、学名は Viburnum phlebotrichum。英名はありません。
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"Otoko-youzome" (Viburnum phlebotrichum) belongs to Caprifoliaceae (the Honeysuckle family). It is a small deciduous tree that is distributed westward from Kanto district of Honshu to Shikoku and Kyushu in Japan. This tree grows in sunny mountains and can reach about 2 m in height. The leaves are ovate and opposite with coarse toothed edges. The petioles are tinged reddish and the leaf blades have valleculas on adverse sides. The pale rose-pink tinged white flowers come in April to May. The fruits are ripen in red in fall, though they are not edible. The Japanese name is derived from "yozome," a dialect word for "gamazume" (Linden viburnum) in the Kiso and Shimoina regions of Nagano prefecture, and "otoko" (male) is from the fact that it is thin and inedible. The leaves turn black when withered or damaged.
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[上・中3・中4] 長野県安曇野市穂高有明「中房渓谷」にて、2006年06月02日撮影。 [中1] 岐阜県瑞浪市釜戸町にて、2005年04月30日撮影。 [中2] 京都府宇治市「宇治市植物公園」にて、2005年04月28日撮影。 [中5] 同上にて、2004年11月05日撮影。 [中6] 同上にて、2006年11月08日撮影。 [中9] 同上にて、2006年03月24日撮影。 [中7] 静岡県浜松市「浜松市フルーツパーク」にて、2005年11月19日撮影。 [中8] 岐阜県中津川市駒場にて、2007年10月04日撮影。 [中10・中11] 宮城県仙台市太白区「中ノ森」にて、2021年05月08日撮影。 [中12〜中14] 宮城県仙台市太白区「太白山」にて、2021年05月08日撮影。 [中15〜中18] 宮城県川崎町支倉「北山」にて、2021年05月11日撮影。 [中19〜中21] 宮城県仙台市太白区「大倉山」にて、2021年05月13日撮影。 [中22〜23・下] 宮城県大和町「七ツ森」にて、2022年05月02日撮影。
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