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わが国の北海道南部から本州、四国・九州、それに台湾に分布しています。山地の湿った林内に生え、高さは40〜50センチになります。葉は11〜17個の小葉からなる掌状複葉で、ふつう1個が根生します。3月から6月ごろ、花茎を伸ばして黒紫色の仏炎苞に包まれた花を咲かせます。肉穂花序の先端の付属体が長く伸びています。名前はこの付属体を、浦島太郎の釣り糸に見立てたもの。台湾華語では「東台天南星」と呼ばれます。
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サトイモ科テンナンショウ属の多年草で、学名は Arisaema thunbergii ssp. urashima (syn. Arisaema thunbergii ssp. autumnale)。英名はありません。
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The "Urashima-so" (Arisaema thunbergii ssp. urashima) belongs to Araceae (the Arum family). It is a perennial herb that is native to southward from southern Hokkaido to Honshu, Shikoku and Kyushu in Japan, as well as Taiwan. This herb grows in montane wet forests and can reach 40-50 cm in height. The leaves arepalmate compound with 11-17 leaflets. The flowering stalk is borne and a blackish purple flower covered with spathe bloom from March to June.The elongated appendix is borne from the spadix. The Japanese name "Urashima-so" (Urashima's fishing rod grass - a fisherman who rescues a turtle and is rewarded with a visit to the dragon palace in a Japanese fairy tale) is derived from the appendix shape. In Taiwanese Chinese, it is called "東台天南星".
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[上・中1] 奈良市川上町「若草山」にて、2006年04月22日撮影。 [中2] 長野市松代温泉にて、2004年05月08日撮影。(photo by Yoko Kitagawa) [中3] 長野県伊那市西春近「かんてんぱぱガーデン」にて、2007年05月08日撮影。 [中4〜中6] 千葉県香取市仁良にて、2011年04月27日撮影。 [中7] 同上にて、2012年04月10日撮影。 [中8] 同上にて、2012年04月13日撮影。 [中10〜中12] 2012年04月24日撮影。 [中15・中16] 同上にて、2014年04月14日撮影。 [中9] 千葉県香取市府馬にて、2012年04月19日撮影。 [中13・中14] 千葉県成田市「千葉県花植木センター」にて、2013年04月12日撮影。 [中17・中18] 宮城県山元町「深山」にて、2020年05月01日撮影。 [中19・中20] 宮城県川崎町支倉「みちのく湖畔公園」にて、2021年04月24日撮影。 [中21〜22・下] 福島市松川町「水原地区くまがいそう自生地」にて、2023年05月04日撮影。
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