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うつぼぐさ (靭草)
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わが国の各地をはじめ、東アジアの温帯地域に広く分布しています。日当たりのよい山野の草地に生え、高さは２０〜３０センチになります。茎には４稜があり直立し、葉は長楕円状披針形で対生します。６月から８月ごろ、茎の先に肉穂花序をだし、紫色の唇形花を咲かせます。和名は、花序のかたちを矢を入れる靭（うつぼ）に見立てたことから。また、夏に枯れてもそのまま残ることから「かこそう（夏枯草）」とも呼ばれます。台湾華語では「夏枯草」、中国名では「山菠菜（shan bo cai）」。 |
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シソ科ウツボグサ属の多年草で、学名は Prunella vulgaris ssp. asiatica。英名は Self-heal。 |
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The Self-heal (Prunella vulgaris ssp. asiatica) belongs to Lamiaceae (the Mint family). It is a perennial herb that is distributed all over Janan, as well as widely in the temperate areas of East Asia. This herb grows in sunny montane grasslands and can reach 20-30 cm in height. The stem is quadrangular and erect. The leaves are oblong-lanceolate and opposite. The spadix is borne on the stem apex and the purple labiate flowers bloom from June to August. The Japanese name "靭草" comes from the shape of the inflorescence, which resembles a quiver of arrows. It is also called "夏枯草" (meaning "summer dead grass") because it withers in summer but remains intact. In Taiwanese, it is called "夏枯草", while its Chinese name is "山菠菜" (shan bo cai). |
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[上・中１] 岐阜県八百津町久田見にて、2007年06月08日撮影。 [中２・中３] 長野県大町市平「篭川渓谷」にて、2006年07月09日撮影。 [中４] 滋賀県米原市上野「伊吹山」にて、2005年07月25日撮影。 [中７] 同上にて、2006年07月27日撮影。 [中５・中６] 群馬県嬬恋村「嬬恋高原」にて、2005年07月12日撮影。 [中８] 長野県山ノ内町平穏「志賀高原」にて、2008年07月25日撮影。 [中９] 長野県筑北村坂井「修那羅森林公園」にて、2006年08月01日撮影。 [中１０・中１１] 三重県松阪市「波瀬植物園」にて、2012年07月09日撮影。 [中１２・中１３] 福島市土湯温泉町「浄土平」にて、2013年07月20日撮影。 [中１４〜中１６] 山形県山辺町「山形県県民の森」にて、2017年07月09日撮影。 [中１７・中１８] 秋田県仙北市「田沢湖」にて、2017年07月21日撮影。 [中１９〜中２２] 岩手県八幡平市「御在所湿原」にて、2017年10月09日撮影。 [中２３〜中２６] 岩手県雫石町「犬倉山」にて、2019年07月11日撮影。 [中２７〜中２９] 山形市関沢「雁戸山」にて、2019年08月01日撮影。 [中３０・中３１] 秋田県仙北市田沢湖「ハートハーブ」にて、2022年06月26日撮影。 [中３２〜中３６] 山形県鮭川村「米太平山・米湿原」にて、2024年06月28日撮影。 [中３７〜３８・下] 岩手県二戸市「稲庭岳」にて、2024年08月02日撮影。 |
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Shu Suehiro
shu@botanic.jp
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