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わが国の本州から四国、九州に分布しています。山地に生えて高さは2メートルほどになり、先端の尖った卵形の葉が対生します。北半球に30〜70種ほどあるバイカウツギ属の一種です。5月から7月ごろ、枝先の総状花序に真っ白な4弁花を咲かせます。花には芳香があります。別名で「さつまうつぎ(薩摩空木)」とも呼ばれます。八重咲きの園芸品種もあります。ここではマキシモヴィッチの説に従い、ヨーロッパのものはわが国の「ばいかつうぎ」が輸入されたものと考えています。
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アジサイ科バイカウツギ属の落葉低木で、学名は Philadelphus satsumi。英名はありません。
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The "Baika-utsugi" (Philadelphus satsumi) belongs to Hydrangeaceae (the Hydrangea family). It is a small deciduous tree that is native to Honshu, Shikoku and Kyushu in Japan. This tree grows in montains and can reach about 2 m in height. The leaves are ovate and opposite with acute tips. The racemes are borne at the terminal branches and the pure white four-petaled flowers bloom from May to July. The flowers are scented. There are double-flowered cultivars. Here, we follow Maximowicz's theory and consider the European ones to be imported from Japanese "Baika-utsugi".
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[上] 長野県塩尻市旧塩尻にて、2007年07月11日撮影。 [中1] 京都市左京区「京都府立植物園」にて、2005年05月16日撮影。 [中2] 大阪府交野市「大阪市大付属植物園」にて、2004年05月15日撮影。 [中3] 長野市松代町東寺尾にて、2004年05月15日撮影。(photo by Yoko Kitagawa) [中4] 長野県松本市奈川にて、2005年06月25日撮影。 [中5・中6] スイス・ベルン州グリンデルワルトにて、2008年06月17日撮影。(photo by Jon Suehiro) [中7] オランダ・アムステルダム市にて、2013年07月09日撮影。(photo by Jouette Travis) [中8・中9] イギリス・ランカシャー州グレートミトンビレッジにて、2015年06月27日撮影。(photo by Yumi Gunji) [中10〜中15] イギリス・ランカシャー州プレストンにて、2019年06月21日撮影。(photo by Yumi Gunji) [中16] 同上にて、2020年05月29日撮影。(photo by Yumi Gunji) [中21・中22] 同上にて、2020年06月15日撮影。(photo by Yumi Gunji) [中23・中24] 同上にて、2021年06月06日撮影。(photo by Yumi Gunji) [中25〜中29] 同上にて、2023年05月25日撮影。(photo by Yumi Gunji) [中30] 同上にて、2023年05月26日撮影。(photo by Yumi Gunji) [中31・中32] 同上にて、2023年05月27日撮影。(photo by Yumi Gunji) [中33・中34] 同上にて、2023年06月14日撮影。(photo by Yumi Gunji) [中17〜中20] 宮城県仙台市太白区坪沼にて、2020年06月03日撮影。 [中35・下] アメリカ・テキサス州「フォートワース植物園」にて、2006年04月29日撮影。(photo by Jon Suehiro)
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