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わが国の本州、中部地方以北から北海道、それに朝鮮半島、中国からシベリアに分布しています。山地帯から亜高山帯の林中や林縁に生え、高さは10〜30センチになります。葉は楕円形から広楕円形で、長い柄があります。6月から8月ごろ、穂状花序にピンク色の花を下向きに咲かせます。民間療法として、葉の絞り汁を虫刺されや切り傷に使ったり、脚気やむくみの利尿剤として煎じて飲まれたりします。
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イチヤクソウ科イチヤクソウ属の常緑多年草で、学名は Pyrola incarnata。英名はありません。
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"Benibana-ichiyaku-so" (Pyrola incarnata) belongs to the Pyrolaceae family. It is an evergreen perennial herb that is distributed northward from Chubu-district of Honshu to Hokkaido of Japan, as well as the Korean Peninsula, China and Siberia. This herb grows in montane to subalpine forests or forest edges and can reach 10-30 cm in height. The leaves are elliptic to broad elliptic with long petioles. The spicate cluster is borne and the pink descending flowers bloom from June to August. The leaves have been used as a herbal medicine for insect bites, cuts or hydragogue.
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[上・中1] 長野県小谷村千国乙「栂池自然園」にて、2006年08月02日撮影。 [中2] 群馬県嬬恋村千俣「白根山」にて、2005年07月12日撮影。 [中3・中4] 長野県山ノ内町平穏「横手山」にて、2005年07月12日撮影。 [中5・中6] 長野県茅野市北山「蓼科高原」にて、2006年07月08日撮影。 [中7] 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷「西穂高岳」にて、2007年08月01日撮影。 [中8] 北海道斜里郡清里町「斜里岳」にて、2011年08月01日撮影。(photo by Aya Suehiro) [中9〜10・下] 宮城県仙台市「泉ヶ岳」にて、2016年06月04日撮影。
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