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ヨーロッパからシベリアが原産です。わが国へは明治時代に観賞用として導入されました。現在では各地に帰化して、河原や荒れ地で見ることができます。高さは1〜2メートルほどになり、全体に灰白色のビロード状の毛に被われています。根生葉は長楕円形で大きく、茎葉は上部にいくほど小さくなります。6月から9月ごろ、総状花序をだして、黄色い花を咲かせます。和名の「もうずいか(毛蕊花)」は、雄しべに青紫色の毛が生えることに由来します。
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ゴマノハグサ科モウズイカ属の二年草で、学名は Verbascum thapsus。英名は Common mullein、Great mullein。
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The Common mullein (Verbascum thapsus) belongs to Scrophulariaceae (the Figwort family). It is a biennial herb that is native to Europe and Siberia. This herb was introduced into Japan as an ornamental plant in Meiji Era (about 120 years ago). It is naturalized in so many places nowadays, and can be found at streambanks or waste places. This herb can reach 1-2 m in height and covered with grayish-white velvety hairs. The basal leaves are large oblong and the cauline leaves are smaller. The racemes are borne and bloom yellow flowers from June to September. The Japanese name "毛蕊花" (mouzuika) comes from the blue-purple hairs on the stamens.
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[上・中1] スイス・ベルン州「バレンベルク屋外博物館」にて、2009年06月27日撮影。(photo by Jouette Travis) [中2・中5] 長野県伊那市長谷黒河内「南アルプス林道」にて、2006年09月22日撮影。 [中3] 大阪府四條畷市下田原にて、2004年08月13日撮影。 [中4] 長野県大町市「ラ・カスタ」にて、2007年07月10日撮影。 [中6] アメリカ・オレゴン州「スティンクキング・ウォーター峠」にて、2013年06月11日撮影。 [中7・中8] アメリカ・オレゴン州カスケードロックスにて、2013年06月18日撮影。 [中9] イギリス・ドーセット州ボーンマスにて、2011年08月17日撮影。(photo by Jon Suehiro) [中10・中11] アメリカ・コロラド州コロラドスプリングス「ガーデン・オブ・ザ・ゴッド」にて、2017年08月13日撮影。(photo by Jon Suehiro) [中12] ノルウェー・ソグン・オ・フィヨーラネ県フロムにて、2018年07月01日撮影。(photo by Jon Suehiro) [中13] 同上にて、2018年07月01日撮影。(photo by Jouette Travis) [中14〜中17] 秋田県仙北市田沢湖「ハートハーブ」にて、2022年06月26日撮影。 [中18・下] イギリス・スコットランド・ウェスターロス「インヴェリュー庭園」にて、2023年08月06日撮影。(photo by Jon Suehiro)
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