フサフジウツギ (Buddleja davidii)

ふさふじうつぎ (房藤空木)

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	中国やアフリカ北部、北アメリカなどに分布しています。わが国の本州、中部地方に自生するとの説もあります。高さは３メートルほどになり、卵状長楕円形の葉が対生します。裏面には柔らかい星状毛が密生します。６月から７月ごろ、枝先の円錐花序に、小さな淡い紫色の花をいっぱいに咲かせます。属名は、イギリスの植物学者アダム・バドル（Adam Buddle）に因みます。園芸上「ブッドレア」と呼ばれるのは本種のことです。中国語では「大葉酔魚草（da ye zui yu cao）」と呼ばれます。写真中２０・中２１は、園芸品種の「シルバーアニバーサリー（cv. Silver Anniversary）」、下は、「ライラックカスケード（cv. Lilac Cascade）」。
	フジウツギ科フジウツギ属の落葉低木で、学名は Buddleja davidii。英名は Butterfly bush。
	The Butterfly bush (Buddleja davidii) belongs to Buddlejaceae (the Butterfly bush family). It is a small deciduous tree that is distributed in China, northern Africa and North America. There are opinions that the species is also native to Chubu district of Japan. This tree can reach about 3 m in height, and the ovate-oblong leaves are opposite. They have soft stellate hairs at the reverse sides. The panicles are borne on the terminal branches and bloom numerous, small, pale purple flowers from June to July. The Buddleja genus is named after the English botanist Adam Buddle. In Chinese, it is called "大葉酔魚草" (da ye zui yu cao). The 21st and 22th photos show the horticultural variety 'Silver Anniversary'. The bottom photo shows 'Lilac Cascade'
	[上・中１] 大阪府河内長野市「花の文化園」にて、2007年06月29日撮影。 [中２・中３] アメリカ・テキサス州「ダラス植物園」にて、2007年06月10日撮影。(photo by Jon Suehiro) [中４・中５] 大阪府交野市「大阪市大付属植物園」にて、2006年07月22日撮影。 [中６・中７] 宮城県大衡村「大衡わらび山の幸園」にて、2016年10月09日撮影。 [中８] ポルトガル・レイリア県アウヴェヤズルにて、2018年07月07日撮影。(photo by Yumi Gunji) [中９] 同上にて、2018年07月17日撮影。(photo by Yumi Gunji) [中１０] イギリス・ランカシャー州・プレストンにて、2019年07月07日撮影。(photo by Yumi Gunji) [中１５・中１６] 同上にて、2020年07月01日撮影。(photo by Yumi Gunji) [中１１・中１２] アメリカ・フロリダ州「サウスフロリダ大学」にて、2011年05月17日撮影。 [中１３・中１４] アメリカ・ペンシルベニア州ステートカレッジにて、2011年09月23日撮影。(photo by Jon Suehiro) [中１７～中１９] イギリス・スコットランド・グレネルグにて、2023年08月04日撮影。(photo by Jon Suehiro) [中２０・中２１] イギリス・リッチモンド・アポン・テムズ「キューガーデン」にて、2008年03月03日撮影。(photo by Jon Suehiro) [下] アメリカ・ケンタッキー州「ユーデル植物園」にて、2024年05月19日撮影。(photo by Jon Suehiro)

Shu Suehiro