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中国からヒマラヤ、ヨーロッパ南部にかけて分布しています。わが国へは明治時代に渡来しました。高さは4〜5メートルになります。葉は卵形で対生し、枝先に輪生状につきます。6月から7月ごろ、枝先の花序に小さな黄緑色の花を咲かせます。花後、花柄が糸状に伸びて長い毛のように枝先を被います。和名は、ヤク(白熊)の尻尾の毛を束ねてつくられた仏具の払子に似ていることから。別名で「スモークツリー」とも呼ばれます。中国語では「黄櫨(huang lu)」です。
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ウルシ科ハグマノキ属の落葉低木で、学名は Cotinus coggygria。英名は Smoke tree。
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The Smoke tree (Cotinus coggygria) belongs to Anacardiaceae (the Sumac family). It is a small deciduous tree that is native to China, the Himalaya and southern Europe. It was introduced into Japan in Meiji Era (about 120 years ago). This tree can reach 4-5 m in height. The leaves are ovate, opposite and crowed at the terminal twigs. The clusters are borne and bloom small yellowish green flowers from June to July. The peduncles grow in filaments and cover the clusters after flowering. The Japanese name is derived from its resemblance to a Buddhist altar made of bundles of hair from the tail of a yak.
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[上・中1] ニュージーランド・サウスランド地方「ミルフォードサウンド」にて、2003年12月28日撮影。(photo by Jon Suehiro) [中2] 長野県大町市「ラ・カスタ」にて、2007年07月10日撮影。 [中3] 京都市左京区「京都府立植物園」にて、2005年05月16日撮影。 [中4] 大阪府交野市「大阪市大付属植物園」にて、2006年11月30日撮影。 [中5〜中7] 千葉県成田市「千葉県花植木センター」にて、2013年04月12日撮影。 [中8〜中12] 島根県松江市「松江イングリッシュガーデン」にて、2017年06月13日撮影。 [中13] ポルトガル・レイリア県アウヴェヤズルにて、2018年06月27日撮影。(photo by Yumi Gunji) [中14〜中16] 同上にて、2018年07月02日撮影。(photo by Yumi Gunji) [中17〜中20] アメリカ・テネシー州「メンフィス植物園」にて、2022年05月24日撮影。(photo by Jon Suehiro) [中21〜中24] 秋田県仙北市田沢湖「ハートハーブ」にて、2022年06月26日撮影。 [中25] イギリス・ランカシャー州プレストンにて、2023年05月25日撮影。(photo by Yumi Gunji) [下] 同上にて、2023年05月26日撮影。(photo by Yumi Gunji)
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