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わが国の各地をはじめ、朝鮮半島や中国に分布しています。野原や道端のすこし湿ったところに生え、匍匐茎を這わせて広がります。4月から5月ごろ、花柄を伸ばして黄色い5弁花を咲かせます。写真中3のような、花弁が6枚の奇形もあります。花後に光沢のない赤色の痩果をつけますが、無味です。名前は、むかし中国であまりの不味さから、「ヘビ」しか食べない苺(蛇苺)と名付けたことから。
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バラ科ヘビイチゴ属の多年草で、学名は Duchesnea chrysantha。英名は False strawberry。
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The False strawberry (Duchesnea chrysantha) belongs to Rosaceae (the Rose family). It is a perennial herb that is native all over Japan, as well as the Korean Peninsula and China. This herb grows in waste fields or roadsides and spreads by stolons. The yellow flowers come on the peduncles from April to May. After flowering, the achenes ripen dull red and tasteless. The name (shé méi) is because it was so bad in China that it was named strawberry, which only eats "snakes".
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[上] 千葉県香取市阿玉川にて、2008年04月16日撮影。 [中1] 栃木県藤岡町「とちぎ花センター」にて、2008年03月29日撮影。 [中2・中4] 大阪府交野市「大阪市大付属植物園」にて、2004年05月15日撮影。 [中3] 兵庫県神戸市灘区「六甲高山植物園」にて、2002年04月22日撮影。 [中5] 千葉県香取市大角にて、2012年04月18日撮影。 [中6] 千葉県旭市「万歳自然公園」にて、2012年04月29日撮影。 [中7・中8] 静岡県御殿場市印野「清宏園」にて、2013年05月26日撮影。 [中9・中10] 宮城県山元町「深山」にて、2020年05月01日撮影。 [中11・下] 宮城県川崎町支倉「北山」にて、2021年05月11日撮影。
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