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南ヨーロッパが原産です。わが国へは江戸時代の中頃に渡来しました。高さは60センチほどになり、5月から6月ごろ、黄色い小さな花を咲かせます。ヨーロッパではむかし、魔除けや興奮剤などの薬用に、またその臭いから虫よけにも使われていました。いまでも葉はお茶に入れられたり、調味料として使われたりします。またフラボノイドのルチン(Rutin)が含まれるため、毛細血管を丈夫に保つ効果があるといいます。英名のまま「ルー」とも呼ばれます。
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ミカン科ヘンルーダ属の常緑小低木で、学名は Ruta graveolens。英名は Rue。
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The Rue (Ruta graveolens) belongs to Rutaceae (the Citrus family). It is an evergreen shrub that is native to southern Europe. It was introduced into Japan in the middle days of Edo Era (about 260 years ago). This shrub can reach about 60 cm in height and bloom small yellow flowers from May to June. It was used as an amulet, analeptic remedy or insect repellent in former days. Even now, the leaves are used for herbal tea or condiment. The plant contains rutin and has an effect of setting up blood capillary.
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[上・中1〜2] 京都市左京区「京都府立植物園」にて、2005年05月16日撮影。 [中3] 群馬県中之条町「薬王園」にて、2008年03月30日撮影。 [中4] アメリカ・フロリダ州「サウスフロリダ大学」にて、2011年05月17日撮影。(photo by Jon Suehiro) [中5] 宮城県川崎町支倉にて、2022年04月19日撮影。 [中6] 同上にて、2022年05月09日撮影。 [中7] 同上にて、2022年10月16日撮影。 [中8〜中11] 宮城県大河原町大谷にて、2023年05月25日撮影。 [中12〜13・下] 茨城県つくば市「つくば実験植物園」にて、2024年05月11日撮影。
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