ひめかいう (姫海芋)

Calla palustris

Calla palustris

わが国の本州、中部地方と北部、北海道それに北半球に広く分布しています。山野の水湿地に生え、高さは10〜25センチになります。太い根茎で広がります。葉は心形で長い葉柄があります。6月から7月ごろ、白い仏炎苞のある肉穂花序に花を咲かせます。花序のほとんどは両性花ですが、先端は雄性花です。丸い液果は赤く熟します。 
サトイモ科ヒメカイウ属の多年草で、学名は Calla palustris。英名は Water-arum、Wild calla。 
 
[上] 長野県山ノ内町「東舘山高山植物園」にて、2004年07月03日撮影。
[下] 同上にて、2005年07月15日撮影。 

Shu Suehiro
shu@botanic.jp