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わが国の固有種で、北海道南西部から本州・四国それに九州北部にかけて分布しています。やや乾燥した林内や岩上などに生え、高さは15〜30センチになります。葉は剣形で、「しゃが」よりも細くて薄いものです。5月から6月ごろ、花茎を伸ばして淡い紫色の花を2〜3個咲かせます。外花披片には紫色の脈と黄色の斑紋があり、とさか状突起もあります。「しゃが」とは異なり、刮ハができます。
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アヤメ科アヤメ属の多年草で、学名は Iris gracilipes。英名はありません。
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"Hime-shaga" (Iris gracilipes) belongs to Iridaceae (the Iris family). It is a perennial herb that is an endemic species of Japan, and distributed southern-west Hokkaido south to Honshu, Shikoku and northern Kyushu. This herb grows in aridish woodlands and on rocks and can reach 15-30 cm in height. The leaves are sword-shaped, thinner and narrower than Crested iris (Iris japonica). The pale purple 2-3 flowers come on the stalks from May to June. The outer tepals have purple veins, yellow mottles and cristate projections. It bears the capsules different from Crested iris.
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[上・中1] 長野県伊那市西春近「かんてんぱぱガーデン」にて、2007年05月08日撮影。 [中2] 長野県大町市常盤「ラ・カスタ」にて、2006年05月09日撮影。 [中3〜中11] 宮城県仙台市「東北大学植物園」にて、2016年05月14日撮影。 [中12・中13] 宮城県仙台市青葉区「蕃山」にて、2021年04月11日撮影。 [中14・中15] 同上にて、2021年04月15日撮影。 [中16〜中20] 宮城県川崎町支倉「北山」にて、2021年05月10日撮影。 [中21] 同上にて、2021年05月11日撮影。 [中22〜25・下] 宮城県仙台市太白区「戸神山」にて、2021年05月15日撮影。
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