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わが国の北海道西南部、それに本州の関東地方以西から四国・九州に分布しています。山地に生え、高さは40〜100センチになります。葉は長楕円形から披針形で、基部は茎を抱きます。8月から9月ごろ、葉腋に1〜3個の花を咲かせます。花披片は6個あり、内側に紅紫色の斑点、下部には黄色の斑紋があります。古くから栽培されてきました。和名は、花披片の斑点が、鳥の「ほととぎす」の胸の模様に似ることに因みます。
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ユリ科ホトトギス属の多年草で、学名は Tricyrtis hirta。英名は Toad lily。
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The Toad lily (Tricyrtis hirta) belongs to Liliaceae (the Lily family). It is a perennial herb that is distributed in southwest Hokkaido, and westward from Kanto district to Shikoku and Kyushu. This herb grows in the mountains and can reach 40-100 cm in height. The leaves are oblong to lanceolate and enfold stems. 1-3 flowers come in the axiles from August to September. There are six tepals with magenta spots on the inner sides and yellow maculas on the down sides. This herb has been cultivated in Japan from ancient days. The Japanese name comes from the fact that the spots on the petals resemble the pattern on the breast of the Lesser cuckoo.
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[上・中1] 新潟県十日町市松之山「エデンの花園」にて、2008年10月19日撮影。 [中2・中3] 大阪府四條畷市清滝中町にて、2006年10月03日撮影。 [中4] 同上にて、2006年10月09日撮影。 [中5] 同上にて、2006年04月09日撮影。 [中6] 同上にて、2007年02月08日撮影。 [中7] アメリカ・ワシントンDC「アメリカ国立植物園」にて、2008年10月07日撮影。(photo by Jon Suehiro) [中8・中9] 沖縄県うるま市にて、2017年01月08日撮影。(photo by Yumi Gunji) [中10〜中12] 福岡市中央区「福岡市植物園」にて、2017年10月06日撮影。 [中13・中14] イギリス・ウィルトシャー州ウェストベリーにて、2011年08月25日撮影。(photo by Jon Suehiro) [中15・中16] 山形県小国町小玉川にて、2019年11月05日撮影。 [中17・下] 同上にて、2019年11月12日撮影。
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