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わが国の各地をはじめ、朝鮮半島やサハリンに分布しています。丘陵の林内に生え、高さは30〜60センチになります。茎は直立し、上部で分枝します。葉は、長楕円形から広楕円形で互生します。4月から5月ごろ、枝先に緑白色の花を咲かせます。花披は筒状で、6裂します。果実は丸い液果で、黒色に熟します。和名は、花が垂れ下がって咲く姿が宝鐸(風鐸)に似ていることから。ちなみに、宝鐸とは、堂塔の軒の四隅などに、飾りとしてつるす大形の風鈴のこと。
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ユリ科チゴユリ属の多年草で、学名は Disporum sessile。英名は Japanese fairy bells。
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The Japanese fairy bells (Disporum sessile) belongs to Liliaceae (the Lily family). It is a perennial herb that is native to Japan, as well as the Korean Peninsula and Sakhalin. This herb grows in forests on hillsides, and can reach 30-60 cm in height. The stem is erect and branched at the upper parts. The leaves are oblong to broad-elliptic and alternate. The greenish-white flowers bloom on the terminal branches from April to May. The perianthes are tubular and divided into six lobes. The fruits are round berries and ripen in black. The Japanese name "Houchaku-so" is derived from the appearance of the drooping flowers, which resemble a "Hotaku". By the way, "Hotaku" is a large wind bell hung as a decoration on the four corners of the eaves of a pagoda.
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[上・中1] 福島県北塩原村「デコ平湿原」にて、2009年06月28日撮影。 [中2・中3] 千葉県香取市仁良にて、2011年04月27日撮影。 [中4・中5] 同上にて、2012年04月13日撮影。 [中6] 同上にて、2012年04月16日撮影。 [中7] 同上にて、2012年04月24日撮影。 [中8・中9] 同上にて、2012年04月30日撮影。 [中13・中14] 同上にて、2014年04月14日撮影。 [中10・中11] 東京都八王子市「高尾山」にて、2013年09月21日撮影。 [中12] 福島県田村市滝根町にて、2013年09月28日撮影。 [中15・中16] 福島県北塩原村「雄国山」にて、2014年06月15日撮影。 [中17・中18] 山形県小国町小玉川にて、2015年05月24日撮影。 [中19・中20] 同上にて、2015年05月31日撮影。(photo by Aya Seko) [中23〜中25] 同上にて、2018年07月06日撮影。 [中26・中27] 同上にて、2020年05月22日撮影。 [中28・下] 同上にて、2022年05月22日撮影。 [中21・中22] 山形県小国町片貝にて、2016年05月21日撮影。
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