





東アジアからヨーロッパ東部にまで広く分布する「イワギク(C.
zawadskii)」に近縁です。わが国の北海道西南部やサハリンの海岸
の岸壁などに生え、高さは10〜30センチになります。葉は羽状に深
裂し、裂片には粗い鋸歯または歯牙があります。8月から10月ご
ろ、淡い紅白色から白色の舌状花のある頭花を咲かせます。名前
は、サハリンの地名「ピレオ(幌渓, アイヌ語のポロコタン)」に因みま
す。別名で「エゾノソナレギク(蝦夷の磯馴菊)」とも呼ばれます。ここ
での種名表記は「チシマソナレギク(千島磯馴菊)」。
キク科キク属の多年草で、学名は Chrysanthemum weyrichii。
英名はありません。
大阪市鶴見区「咲くやこの花館」にて、2006年04月25日撮影。
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