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わが国の各地をはじめ、台湾や朝鮮半島に分布しています。山野や道ばたなど、やや湿り気のあるところに生え、高さは30〜60センチになります。葉は掌状に3〜5深裂します。若葉には紫黒色の斑点があります。7月から10月ごろ、長い花柄の先に2個の花を咲かせます。赤花と白花があり、西日本には赤花(紅色から赤紫色)が多く、東・北日本には白花系が多いようです。下痢止めの薬草として有名で、「すぐに効き目が現れる」ことが語源です。
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フウロソウ科フウロソウ属の多年草で、学名は Geranium thunbergii。英名は Dewdrop crane's-bill、Gen-no-shoko。
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The dewdrop crane's-bill (Geranium thunbergii) belongs to Geraniaceae (the Geranium family). It is a perennial herb that is native to Japan, Taiwan and the Korenan Peninsula. This herb grows in wettish fields, mountains and roadsides, and can reach 30-60 cm in height. The leaves are divided into 3-5 lobes palmately. The young leaves have purplish-black mottles. Two flowers come on the long peduncles from July to October. They have red and white flower colors. This herb has been used as a herbal medicine for against diarrhea.
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[上・中1] 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷にて、2007年08月01日撮影。 [中2] 大阪府河内長野市滝畑「岩湧山」にて、2005年09月30日撮影。 [中3] 奈良県上北山村西原「伯母ヶ峰」にて、2005年08月02日撮影。 [中4] 岐阜県揖斐川町春日川合「伊吹山」にて、2005年10月09日撮影。 [中5] 長野県小谷村中土「雨飾高原」にて、2006年08月02日撮影。 [中6] 長野県伊那市長谷黒河内にて、2006年08月24日撮影。 [中7] 奈良県御所市関谷「金剛山」にて、2006年04月14日撮影。 [中8・中9] 新潟県湯沢町三国「浅貝自然観察教育林」にて、2010年09月05日撮影。 [中10・中11] 群馬県沼田市利根町南郷にて、2010年10月02日撮影。 [中12] 栃木県日光市中三依「湿生園」にて、2013年08月24日撮影。 [中13] 福島県檜枝岐村「尾瀬沼」にて、2013年08月25日撮影。 [中14・中15] 福島県矢祭町宝坂にて、2013年09月08日撮影。 [中16] 福島県いわき市「往生山」にて、2014年04月05日撮影。 [中17] 福島県北塩原村「グランデコ」にて、2014年09月07日撮影。 [中18・中19] 山形市蔵王堀田にて、2017年10月02日撮影。 [中20〜22・下] 山形県小国町玉川にて、2019年10月07日撮影。
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