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カラマツ属は世界に広く10種あまりが分布しています。本種は本州の宮城県以南から中部地方の、標高1000〜2000メートルに生え高さは30メートルくらいになります。耐寒性があり、成長も早いので、北海道や東北地方でも造林されてきました。葉は線形で、冬には黄葉して落葉します。名前は、葉のつき方が唐絵に描かれた「まつ」に似ていることから。中8・中9の2枚の画像は、葉が青緑色の園芸品種。
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マツ科カラマツ属の落葉高木で、学名は Larix kaempferi。英名は Japanese larch。
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The genus Larix belongs to Pinaceae (the Pine family), and about 10 species are distrubuted worldwidely. The Japanese larch (Larix kaempferi) is native southward from Miyagi prefecture to Chubu district of Honshu in Japan. This tree grows in mountains 1000-2000 m elevation and can reach about 30 m in height. It has cold tolerance and fast growing, so it has been forested in Hokkaido and Tohoku district of Honshu. The leaves are linear and turn yellow, defoliate in winter. The Japanese name "Kara-matsu" (Tang pine - literally translated) is derived that the leaf formation resembles the pine's depicted Tang dynasty Chinese painting. The bellow 2 photos are a blue-green in leaved cultivar.
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[上・中1] 長野県山ノ内町「田ノ原湿原」にて、2010年07月25日撮影。 [中2・中3] 長野県松本市奈川「白樺峠」にて、2005年06月25日撮影。 [中4] 神戸市灘区六甲山町「六甲高山植物園」にて、2004年04月20日撮影。 [中5・中6] 長野県安曇野市穂高有明「中房渓谷」にて、2006年05月10日撮影。 [中7] 長野県伊那市長谷黒河内「大阿原湿原」にて、2006年08月24日撮影。 [中8・中9] アメリカ・テキサス州「フォートワース植物園」にて、2006年04月29日撮影。(photo by Jon Suehiro) [中10・中11] 山梨県北杜市「編笠山」にて、2013年05月05日撮影。 [中12・中13] 栃木県日光市「赤薙山」にて、2014年10月12日撮影。 [中14・中15] 栃木県日光市「霧降高原」にて、2016年04月16日撮影。 [中16・中17] 山形県小国町小玉川にて、2018年04月19日撮影。 [中18・下] 岐阜県郡上市高鷲町「牧歌の里」にて、2018年11月01日撮影。
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