かざぐるま (風車) [Index] [Back] わが国の本州から四国・九州北部、それに東アジアに分布しています。林縁などに生え、つる性です。茎は細く木質化しています。葉は羽状複葉で、光沢のある卵状楕円形の小葉が３〜５個つきます。初夏、若い枝に白色または淡い紫色の花を咲かせます。花にはふつう８個の花弁のような萼がつきます。 写真上・中１は千葉県印旛沼産、 中２・中３は韓国江原道（カンウォンド）産、 中４・中５は栃木県日光産、 中８・中９は岐阜県土岐産、 そして中１２・下が茨城県東海村産。 キンポウゲ科センニンソウ属の多年草で、学名は Clematis patens。英名はありません。 The "Kazaguruma" (Clematis patens) belongs to Ranunculaceae (the Buttercup family). It is a perennial herb that is native to Honshu, Shikoku, northern Kyushu in Japan and East Asia. This herb is trailing vine and grows at the edge of forests. The stems are slender and lignified. The leaves are pinnate compound with 3-5 glossy ovate-elliptic leaflets. The white or pale purple flowers bloom at the young branches in early summer. The flower has usually eight petaloid sepals. [上・中１〜５] 茨城県つくば市「つくば実験植物園」にて、2011年05月04日撮影。 [中１０〜１２・下] 同上にて、2024年05月11日撮影。 [中６・中７] 栃木県日光市「東京大学付属日光植物園」にて、2012年06月09日撮影。 [中８・中９] 大阪府河内長野市「花の文化園」にて、2017年09月22日撮影。 Shu Suehiro shu@botanic.jp