|
|
|
わが国の各地をはじめ、東アジアに分布しています。丘陵から山地の林内に生え、高さは50〜90センチになります。葉は2回羽状複葉で、長い黒褐色の葉柄には黒色の鱗片がつきます。小羽片は卵状楕円形で、浅裂から深裂します。名前は、京都嵯峨野にある清滝に因みます。東北地方では、若芽は「あかこごみ(赤屈)」と呼ばれ、山菜として利用されます。
|
|
イワデンダ科ヘラシダ属の夏緑性シダ類で、学名は Diplazium squamigerum。英名はありません。
|
|
"Kiyotaki-shida" (Diplazium squamigerum) belongs to the Woodsiaceae family. It is a summer-green fern that is distributed in various parts of Japan and East Asia. This herb grows in the forests, from in the hills to mountains, and up to a height of 50-90 cm. The leaves are bi-pinnate compound with black scales on the long black-brown petioles. The pinnules are ovate-elliptic, lobed to partite. The Japanese name is derived from Kiyotaki in Kyoto-Sagano. In Tohoku district, young buds are called "Aka-kogomi" and are used as wild vegetables.
|
|
[上・中1〜3] 大阪府河内長野市滝畑「南葛城山」にて、2006年05月15日撮影。 [中4〜中8] 山形県小国町小玉川にて、2018年04月23日撮影。 [中9〜中12] 同上にて、2018年05月02日撮影。 [中13・中14] 同上にて、2019年05月03日撮影。 [中15〜17・下] 同上にて、2019年05月22日撮影。
|