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わが国の固有種で、本州から四国・九州に分布しています。山地のブナ帯に生え、高さは6〜10メートルになります。樹皮は灰褐色で滑らか、縦縞の模様があります。葉は掌状に5中裂して、裂片の先端は尾状に伸び、縁には重鋸歯があります。5月から6月ごろ、枝先に総状花序をだし、小さな淡い黄緑色の花を咲かせます。果実は翼果で8月から10月に熟し、翼はほぼ水平に開きます。
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カエデ科カエデ属の落葉小高木で、学名は Acer micranthum。英名はありません。
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"Komine-kaede" (Acer micranthum) belongs to Aceraceae (the Maple family). It is a semi-tall deciduous tree that is endemic to Japan, occurring on Honshu, Shikoku and Kyushu. This tree grows in beech forests and can reach 6-10 m in height. The barks are grayish-brown and smooth with vertical stripes. The leaves are diveded into five clefts palmately with cuneatic tips and double-serrated margins. The racemes are borne at the terminal branches and the small pale yellowish-green flowers bloom May to June. The fruits are samaras with almost 180-degree opened wings, and ripen from August to October.
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[上・中1〜2] 群馬県中之条町四万にて、2011年10月02日撮影。 [中3〜中5] 栃木県那須町湯本「那須平成の森」にて、2017年06月08日撮影。 [中6〜中9] 山形県西川町月山沢「月山」にて、2018年06月23日撮影。 [中10〜中12] 福島県磐梯町「磐梯山」にて、2012年06月23日撮影。 [中15〜中18] 同上にて、2016年07月09日撮影。 [中13・中14] 福島県檜枝岐村「尾瀬沼」にて、2013年08月25日撮影。 [中19〜中23] 岩手県八幡平市「御在所湿原」にて、2017年10月09日撮影。 [中24〜中27] 秋田県仙北市「秋田駒ヶ岳」にて、2019年07月09日撮影。 [中33〜34・下] 同上にて、2022年06月26日撮影。 [中28・中29] 秋田県仙北市「乳頭山」にて、2019年07月10日撮影。 [中30〜中32] 岩手県雫石町「犬倉山」にて、2019年07月11日撮影。
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