マイヅルソウ (Maianthemum dilatatum)

まいづるそう (舞鶴草)

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	わが国の各地をはじめ、朝鮮半島や中国東北部、シベリア、北アメリカに広く分布しています。山地帯から亜高山帯の針葉樹林内に生え、高さは１０～１５センチになります。葉は心形から卵心形で互生します。５月から７月ごろ、まばらな総状花序に小さな白色の花を咲かせます。夏から秋にかけて、丸くて赤い液果をつけます。和名は、葉脈のかたちを「つる（鶴）」が舞う姿に喩えたもの。
	ユリ科マイヅルソウ属の多年草で、学名は Maianthemum dilatatum (syn. Maianthemum bifolium)。英名は False lily-of-the-valley。
	The False lily-of-the-valley (Maianthemum dilatatum) belongs to Liliaceae (the Lily family). It is a perennial herb that is native to Japan, as well as the Korean Peninsula, north-eastern China, Siberia and North America. This herb grows in montane to sub-alpine coniferous forests and can reach 10-15 cm in height. The leaves are cordate to ovate-cordate and alternate. The flowers are small, white, and bloom in the sparse racemes from May to July. The fruits are round berries and ripen in red from summer to fall. The Japanese name is derived from the shape of the veins of the leaves, which resemble dancing cranes. Its Chinese name is "舞鶴草" (wu he cao).
	[上・中１] 群馬県片品村東小川にて、2010年06月27日撮影。 [中２] 群馬県嬬恋村鎌原にて、2009年05月24日撮影。 [中３] 福島県北塩原村「デコ平湿原」にて、2009年06月28日撮影。 [中４] 長野県小谷村「栂の森遊歩道」にて、2005年07月11日撮影。 [中５・中６] 長野県安曇野市穂高有明「中房渓谷」にて、2006年06月02日撮影。 [中７] 長野県小谷村「栂池自然園」にて、2005年07月14日撮影。 [中８] 岐阜県白川村飯島「三方岩岳」にて、2004年08月08日撮影。 [中９～中１１] 福島県磐梯町「磐梯山」にて、2012年06月23日撮影。 [中１２・中１３] アメリカ・オレゴン州「ロスト湖」にて、2013年06月16日撮影。 [中１４] 福島県川俣町「花塚山」にて、2014年05月17日撮影。 [中１５～中１７] 福島県北塩原村「猫魔ヶ岳」にて、2014年06月14日撮影。 [中１８] 福島市町庭坂「家形山」にて、2014年07月05日撮影。 [中１９] 栃木県那須町「茶臼岳」にて、2014年08月14日撮影。 [中２０・中２１] 福島県二本松市「安達太良山」にて、2014年09月06日撮影。 [中２２・中２３] 宮城県大崎市「鍋倉山」にて、2015年06月07日撮影。 [中２４・中２５] 宮城県蔵王町「刈田岳」にて、2015年09月05日撮影。 [中２６・中２７] 宮城県仙台市「泉ヶ岳」にて、2016年06月04日撮影。 [中２８] 山形県西川町月山沢「月山」にて、2018年06月23日撮影。 [中２９・中３０] 岩手県雫石町「犬倉山」にて、2019年07月11日撮影。 [中３１・中３２] 青森市荒川「八甲田山」にて、2019年08月29日撮影。 [中３３・中３４] 宮城県蔵王町「南蔵王」にて、2020年06月20日撮影。 [中３５・下] 秋田県仙北市田沢湖「秋田駒ヶ岳」にて、2022年06月26日撮影。

Shu Suehiro