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わが国の各地をはじめ、朝鮮半島や中国東北部に分布しています。平地から山地の林内や林縁に生え、高さは30〜100センチになります。偽茎の先端に鳥足状に分裂する2個の葉をつけます。小葉はかたちに変異が多く、7〜19個あります。4月から6月ごろ、緑色または褐紫色の仏炎苞に包まれた花を咲かせます。付属体は棒状あるいは棍棒状です。秋になると真っ赤な果実が熟します。和名は、偽茎の模様が「まむし(蝮)」のように見えることから。別名で「かんとうまむしぐさ(関東蝮草)」とも呼ばれます。中国名では「細歯南星(xi chi nan xing)」。
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サトイモ科テンナンショウ属の多年草で、学名は Arisaema serratum。英名はありません。
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"Mamushi-gusa" (Arisaema serratum) belongs to Araceae (the Arum family). It is a perennial herb that is native to Japan, as well as the Korean Peninsula and east-northern China. This herb grows in flatland to montane forests or forest edges, and can reach 30-100 cm in height. The leaves are pedatifid compound and arranged on the pseudostem. The leaflets are 7-19 pieces and highly variable in shape. The flowers bloom in the spadix covered withgreen or brown-purple spathe from April to June. The elongated appendix is stick-shaped or club-shaped. Th fruits ripen red in fall. The name comes from the fact that the pattern of the pseudostem looks like a "mamushi" (viper). It is also known as "Kanto-mamushi-gusa" in Japan. The Chinese name is "細歯南星" (xi chi nan xing).
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[上・中1〜3] 群馬県安中市「小根山森林公園」にて、2009年05月24日撮影。 [中4] 長野県松本市内田「牛伏寺」にて、2005年05月21日撮影。 [中5〜6・中10] 岐阜県高山市清見町夏厩「小鳥峠」にて、2006年06月01日撮影。 [中7] 滋賀県大津市葛川中村町「白滝山」にて、2005年10月26日撮影。 [中8] 岐阜県高山市荘川町野々俣にて、2004年10月30日撮影。 [中9] 岐阜県揖斐川町春日川合「伊吹山」にて、2005年10月09日撮影。 [中11〜中13] 千葉県香取市仁良にて、2012年05月19日撮影。 [中14・中15] 群馬県片品村東小川にて、2012年06月09日撮影。 [中16〜中18] 静岡県御殿場市印野「清宏園」にて、2013年05月26日撮影。 [中19・中20] 福島県矢祭町大ぬかり「滝川渓谷」にて、2013年09月08日撮影。 [中21] 福島県田村市滝根町「大滝根山」にて、2013年09月28日撮影。 [中22・中23] 福島県矢祭町茗荷「八溝山」にて、2013年10月12日撮影。 [中24・中25] 山形県小国町小玉川にて、2015年05月24日撮影。 [中33・中34] 同上にて、2020年05月22日撮影。 [中26] 山形市関沢「笹谷峠」にて、2017年09月25日撮影。 [中27・中28] 大分県別府市枝郷にて、2018年04月27日撮影。 [中29・中30] 宮城県気仙沼市唐桑町にて、2018年10月13日撮影。 [中31・中32] 山形県小国町玉川にて、2019年10月20日撮影。 [中35・中36] 宮城県川崎町前川にて、2020年10月20日撮影。 [中37〜中40] 宮城県仙台市太白区「中ノ森」にて、2021年05月08日撮影。 [中41〜43・下] 宮城県川崎町支倉にて、2022年05月14日撮影。
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