|
|
|
わが国の本州、中部地方から近畿地方、それに広島・高知県に分布しています。山地の谷間に生え、高さは2〜4メートルになります。卵円形または円形の葉には長い柄があって互生します。秋には美しく紅葉し、10月から11月ごろ、葉腋のごく短い柄の先に、小さな暗紅紫色の5弁花を背中合わせに2個咲かせます。朔果は、翌年の秋に暗褐色に熟します。別名で「べにまんさく(紅満作)」とも呼ばれます。
|
|
マンサク科マルバノキ属の落葉低木で、学名は Disanthus cercidifolius。英名はありません。
|
|
The "Maruba-no-ki" (Disanthus cercidifolius) belongs to Hamamelidaceae (the Witch hazel family). It is a deciduous small tree that is native westward from Chubu to Kinki district and Hiroshima prefecture of Honshu and Kohchi prefecture of Shikoku in Japan. This tree grows in montane dales and can reach 2-4 m in height. The leaves are alternate, ovate-round to round with long petioles. They turn red in fall. The small dark reddish-purple flowers come in the axils from October to November. The flowers have minimal peduncles, and arrange back to back. The fruits are capsules and ripen dark brown in next year's fall.
|
|
[上・中1] 長野県軽井沢町「軽井沢町植物園」にて、2008年10月18日撮影。 [中2・中7] 長野県清内路村稗畑「ふるさと村自然園」にて、2002年11月02日撮影。 [中3] 愛知県名古屋市千種区「東山植物園」にて、2004年11月21日撮影。 [中4・中7] 岐阜県中津川市「根の上高原」にて、2006年11月16日撮影。 [中5] 岐阜県中津川市「神坂峠」にて、2007年05月07日撮影。 [中6] 同上にて、2007年09月06日撮影。 [中8・中9] 山形市神尾「山形市野草園」にて、2017年10月18日撮影。 [中10〜13・下] 茨城県つくば市「森林総合研究所樹木園」にて、2024年11月29日撮影。
|