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わが国の本州、中部地方以北から北海道、千島、サハリン、カムチャッカ半島に分布しています。中部地方では亜高山帯から高山帯下部の岩場や崩壊地に生育しています。根には根粒菌が棲み、これらの地帯の先駆植物として知られています。樹皮は暗い灰色で粗く、卵状円形の葉には細かい重鋸歯があります。雌雄同株で、5月から6月ごろ、雌花序と雄花序をつけます。花後、雌花序は広楕円形の球果になります。
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カバノキ科ハンノキ属の落葉低木で、学名は Alnus maximowiczii。英名はありません。
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"Miyama-hannoki" (Alnus maximowiczii) belongs to Betulaceae (the Birch family). It is a small deciduous tree that is native from Chubu district of Honshu north to Hokkaido in Japan, the Kril Islands, Sakhalin and the Kamchatska Peninsula. This tree grows in sub-alpine to lower alpine screes and landslide scars in Chubu district. It is also known as a pioneer plant in this district. The bark is dark gray and rough. The leaves are ovate-round with fine doubly serrate margins. It is monoecious, and it produces male clusters and female clusters from May to June. After flowering, it produces broad-elliptic strobiles.
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[上・中1] 長野県山ノ内町「東舘山高山植物園」にて、2003年06月15日撮影。 [中2] 長野県小谷村「栂池自然園」にて、2005年07月14日撮影。 [中3・中4] 福島市土湯温泉町「浄土平」にて、2013年07月20日撮影。 [中5〜中7] 同上にて、2014年05月31日撮影。 [中8〜中11] 福島市土湯温泉町「家形山」にて、2014年07月05日撮影。 [中12〜中14] 宮城県蔵王町「エコーライン」にて、2018年05月31日撮影。 [中15〜中17] 秋田県仙北市「秋田駒ヶ岳」にて、2019年07月09日撮影。 [中18〜中20] 秋田県仙北市「乳頭山」にて、2019年07月10日撮影。 [中21〜23・下] 北海道ニセコ町ニセコ「ニセコアンヌプリ」にて、2023年08月24日撮影。
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