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わが国の本州、静岡・福井県以北から北海道それに南千島に分布しています。亜高山帯に生え、高さは8〜10メートルになります。葉は掌状に5〜7裂し、さらに裂片は羽状に切れ込み、縁には重鋸歯があります。裂片の先端は尾状にはなりません。6月から7月ごろ、総状花序に淡黄色の花を咲かせます。果実は翼果で、翼はほぼ直角に開きます。中13・中14の写真は、フシダニの一種による虫えいで、「ミネカエデハイボフシ」。
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カエデ科カエデ属の落葉小高木で、学名は Acer tschonoskii。英名はありません。
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"Mine-kaede" (Acer tschonoskii) belongs to Aceraceae (the Maple family). It is a semi-tall deciduous tree that is distributed northward from Shizuoka-Fukui prefecture of Honshu to Hokkaido and the southern Kuril Islands. This tree grows in sub-alpine zone and can reach 8-10 m in height. The leaves are divided into 5-7 lobes palmately, and the lobes are pinnatisect with duplicato-serratus edges. The tips of lobe are not caudate. The pale yellow flowers bloom in the racemes from June to July. The fruits are samaras with right angle opened wings.
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[上・中1〜2] 福島県北塩原村「デコ平湿原」にて、2009年06月28日撮影。 [中3・中4] 長野県小谷村「栂池自然園」にて、2005年07月11日撮影。 [中5・中6] 秋田県由利本庄市矢島町「竜ヶ原湿原」にて、2005年07月18日撮影。 [中7] 秋田県藤里町太良「駒ヶ岳」にて、2005年07月16日撮影。 [中8〜中10] 福島県磐梯町「磐梯山」にて、2012年06月23日撮影。 [中11〜中14] 福島市土湯温泉町「浄土平」にて、2013年07月20日撮影。 [中15〜中17] 岩手県一関市「栗駒山」にて、2015年06月20日撮影。 [中18・中19] 北海道上川町「大雪山・黒岳」にて、2020年09月21日撮影。 [中20・下] 宮城県栗原市「栗駒山」にて、2020年10月03日撮影。
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