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わが国の本州、近畿地方以北に分布しています。山地帯から亜高山帯の林縁などに生え、高さは1メートルほどになります。葉は長卵形でふつう3裂し、真ん中の裂片の先端が尖ります。縁には重鋸歯があります。5月から6月ごろ、前年枝の葉腋から短枝をだし、白い花を咲かせます。果実は集合果で、赤く熟して食べられますが、中にある核に苦味があることから名づけられました。低地には、よく似た「にがいちご(Rubus microphyllus)」があります。
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バラ科キイチゴ属の落葉低木で、学名は Rubus koehneanus。英名はありません。
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"Miyama-niga-ichigo" (Rubus koehneanus) belongs to Rosaceae (the Rose family). It is a small deciduous tree that is native to northward from Kinki district to Tohoku district of Honshu of Japan. This tree grows in montane to subalpine forest edges and it can reach about 1 m in height. The leaves are long-ovate and usually divided into 3 lobes with duplicato-serratus edges. The short twigs are borne on the axiles of young branches and bloom white flowers from May to June. The fruits are aggregates and ripen red. They are edible though having bitter taste in the stones.
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[上・中1] 長野県安曇野市穂高有明にて、2006年05月10日撮影。 [中2] 長野県伊那市長谷黒河内「南アルプス林道」にて、2006年09月22日撮影。 [中3〜4・中6] 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷にて、2007年08月01日撮影。 [中5] 長野県松本安曇「奈川乗鞍林道」にて、2007年08月01日撮影。 [中7〜中10] 福島市町庭坂「家形山」にて、2014年06月01日撮影。 [中11〜中13] 福島県下郷町「三本槍岳」にて、2014年08月13日撮影。 [中14・中15] 宮城県仙台市「泉ヶ岳」にて、2016年06月04日撮影。 [中16〜中19] 宮城県蔵王町「宮城蔵王・駒草平」にて、2019年06月18日撮影。 [中20・中21] 宮城県川崎町「刈田岳」にて、2015年09月05日撮影。 [中22・中23] 宮城県蔵王町「エコーライン」にて、2017年06月26日撮影。 [中24・下] 同上にて、2020年06月20日撮影。
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